3日間の合宿お疲れさまでした。
みんなよく語りましたよね。疲れたでしょう。普段とは違う頭の部分を使いましたか?
みんながじっくりと深めているのを見て、私も深められるんですよ。
数日が経過した今はどんな気持ちでしょうか?
日常のルーティンに戻り、過去の体験になったか、、、
何となくまだ心の中に残り、繰り返して出てくることがあるか、、、
どちらでも良いのだと思います。
もし残っていて表現したいことがあれば、ここをご利用ください。
出てくる時期はいろいろです。
数日後に、、、
数ヶ月後に、、、
数年後に、、、
その時点の体験に合わせてやって来ます。
それは私自身の体験でもあります。
40代前半に、Maurizio Andolfiの合宿に初めて参加した時、なんとなく涙もろくなったということ以外は、その意味について理解することはできませんでした。その後、同じような研修に繰り返して参加して、家族と人生のさまざまな体験を重ね、振り返ることができるようになりました。
今、振り返るとすれば「感情」と「関係性」なのかなと思います。みなさん、何かを得たいと思ってわざわざ参加するわけです。
それは一体なんでしょう?
と、合宿のはじめにいつも尋ねます。
“Youは何しに高山村へ?”(テレビ番組のもじりですが、自由な振り方ですよね)
この答えは、合宿が始まるときに、終えた時に、その後、しばらく経過してから、、、何度も自分に問いかけることができる設問でます。
初めて参加する方にとって、合宿は不安で緊張する場であると思います。
支援者としてスキルアップしたい。
家族を理解するためのツールとしてジェノグラム(家系図)の描き方を学びたい
という具合に「理性」で考えます。
その一方で、自分の家族に(自分自身に)向き合うのだろうということは何となくわかるので、不安だし緊張するでしょう。
みなさん始めは事実を語ります。それがよく受け止められる中で深まり、感情が表出されていきます。すぐそれが出てくる人もいれば、なかなか出てこない人もいました。
ジェノグラムやエコマップ
これらは関係性を可視化(見える化)するツールです。それをみなさん学びに(体験しに)来るわけですが。
描いていく中で、普段は気づかない(ようにしている?)関係性が見えてきます。
否定的な関係性の中で、人は傷つき、自尊心を奪われ、自他に否定的なイメージを抱きます。
肯定的な関係性の中で、人は自信と勇気を獲得し、前に進むことができます。
語られる内容は主に家族というその人自身の人生の関係性です。
語られる場は合宿という日常から切り離された関係性です。
傷つきを表現し、勇気を得る文脈。それが合宿です。
合宿に何度も参加する人がいます。
ツールを会得するだけなら1回参加すれば十分なはずなんです。
参加者が求めているのは「関係性」なのだと思います。
私自身もMaurizioの合宿に何度も参加しています。
Maurizioとの間に生まれる、また彼を基軸とした他の参加者との間に生み出される関係性が心地よい。それを体験するために参加しているように感じます。
今日は庭の草を刈り、和室の障子を張り替え、明日からの第2回合宿に備えます。
合宿お世話になりました。
向き合う練習をする。感情を伝える。伝え方を学習してこなかっただけ。まずは向き合うこと。向き合ったら感情を伝えること。感情を伝えると言う観点を持つこと。女性は無意識にあるいは意図して感情を伝えようとするが、多くの男性は感情を伝えないし、感情を意図して伝えようとしない。感情の伝え方の練習をして来なかったのだから、今から感情を伝える練習をしていけば良い。そのためにはどうやって感情を伝えるかを学ぶ必要がある。1番身近にいる対象は妻だろう。妻がどのように感情を伝えているのかを観察する。大変な時にご苦労様と言うのもいいかもしれない。おいしかったよでもいい。一緒に飲もうと言うのもいいだろう。もしかしたら朝昼晩のキーワードもあるかもしれないので、それを探っていきたい。