田村毅こころの診療所では、
群馬県 高山村にある古民家を改修した診療所を中心に、診療しております。
人間としての根源的な生きる力を育てながら
薬による対症療法に頼らず、ご自身・ご家族からじっくりお話を伺い、
対話を重ねていく中でこころとからだを整えていきます。
古民家療法とは
人と人のつながりを取り戻せる場所。
その場所にいると、心が落ち着く。
その場所で、大切な人同士が心を落ち着けて、つなぎ直す。
人が自然と集まる場所。
居るだけで癒される、安心できる場。
自然の中に囲まれ(自然との一体感を感じ)
寒くも暑くもなく、風通しがよく、
夏にはウッドデッキや木陰の涼しさ、
冬には薪ストーブや囲炉裏の暖かさ。
ソフトウェア:
人は、安心して人と繋がりたいと願っています(安心の愛着)。
しかし、人と繋がるのは危険が伴います。うまく繋がれば幸せになりますが、繋がりたい人とうまく繋がれないと傷つき危険です。そうなると心が弱ってしまいます。
うまく繋がる場を提供したい。それが私の古民家療法です。
人や嫌な体験をすると、心のシャッターを降ろします。心のお店を閉じてしまったら、人と繋がれません。閉じたまま人と関わろうとしても、ガチャガチャお互いに痛いだけです。シャッターを開けないといけません。でも、シャッターは重いし、うまく開けるのは難儀です。無理に開けると壊れてしまいます。どうやったらうまく開けることができるか。支援者の心のシャッターが大切です。クライエントはまず支援者とうまく繋がる体験をとおして回復していきます。言葉で言えば「支援者との信頼関係」なんですが、これがなかなか難しく、深い経験と自己洞察が必要です。
ハードウェア: 環境をどう整備したら良いか。これが古民家療法の極意です。 自然環境)都会を抜け、渋川から坂を登り、峠を超えて高山村に降りて行く時、いつもホットするんですよね。心が伸び伸びするというか。今朝も古民家に泊まり、時差ボケで朝早く起きてしまったので、中山盆地の道の駅まで往復1時間半歩いてみました。朝日が輝き、田園風景と山並みがマッチしています。ここにいるだけで心が癒されます。 涼しさ)古民家では、夏もエアコンはいらないでしょう。 暖かさ)冬の寒さは厳しいので、断熱確保はきっちりします。 火)私は火や水を見ると癒されます。薪ストーブと囲炉裏を入れたいと思います。 水)ウラに小さな川が流れ、竹やぶの向こうから水の音が聞こえます。裏庭も整備して水の側でのんびりしたいと思います。 空間)古民家の広さは心を広げてくれます。二階の元養蚕室は広い空間のまま残したいと思います。一部、天井を抜いて吹き抜けを作りたいと思います。家のまわりの空間もうまく使いたいと思います。 食)食べることは至福です。孤食ではなく、人と一緒に食べること。幸い、妻は食と栄養の専門家で、天然酵母パンを作りたいとか言ってます。みんなで食べ物を採り、調理して、一緒に食する。そのことが癒しに繋がるし、人と人とをうまく繋ぐ触媒になります。 二回の片付け隊のお昼は、近所の農家民宿亀久保ゆっこさんが美味しい「農家料理」を振舞ってくれました。
相談方法
おひとりお一人の状況により内容は変わりますが、大体の流れをご案内いたします。
まずは、ご連絡ください。
相談分野
田村毅こころの診療所は、不登校・ひきこもり、夫婦・家族問題を専門にした、
こころの診療所です。
診療方法
おひとりお一人の状況にあった診療方法がお選びいただけます。
① こころの診療所(自由診療 / 完全予約制)
・群馬県高山村こころの診療所(古民家-家族療法)
・東京都大森こころの相談室
あらかじめ、電話・メール・LINEなどでお申し込みください。
十分な時間をかけたカウンセリングをいたします。
初診も再診も面談時間は60分〜90分です。
よく気持ちを表現することで、辛い気持ちから決別し、前に進む勇気と自信を取り戻します。
薬を使わず、人の力・家族の力で治療します。
② オンライン診療・相談(自由診療 / 完全予約制)
Zoom、電話などによる相談、カウンセリングです。
あらかじめ、電話・メール・LINEなどでお申し込みください。
③ 保険診療(渋川市)
渋川市内の二カ所で保険診療を行なっています。
健康保険を使いますので、少ない経済的負担で治療できます。お薬を処方できます。
限られた診療時間の中で、お話をよく伺います。
榛 名 病 院:水曜日に診療しています。
いずみ医院:毎週月・火曜日に診療しています。
どちらも予約制です。病院に直接お申し込みください。
診療日
診療内容 | 時間 |
こころの診療所 ・群馬県高山村こころの診療所(古民家療法) ・東京都大森こころの相談室) | 平日 9時~17時 (要予約) |
オンライン診療・相談 | 平日 9時~17時 (要予約) |
保険診療:榛名病院 | 毎週 水曜日 (要予約) |
保険診療:いずみ医院 | 毎週 月・火曜日 (要予約) |
たけし先生のご紹介
田村毅 (たむら たけし)
1957年(昭和32年)東京生まれ。
思春期・家族精神科医 所属
田村毅こころの診療所・相談室 所長
豊富な症例数と経験値 思春期と家族の精神科を35年以上たずさわり、千例を超える不登校・ひきこもり事例に関わってきました。
豊富な経験と実績にもとづいた確実な治療を行います。
日本と世界における家族療法の一人者。
海外の学会で日本のひきこもりについて数多く発表し、数多くの著書は国内ばかりでなく外国語にも翻訳されています。
相談科目・専門分野
・不登校(学校に行けない)
・家庭内暴力(家族や親に対する暴力)
・ひきこもり(長期間家にひきこもり、社会との接点がない)
・対人恐怖症(人との関わりが怖い)
・うつ病(意欲がわかない)
・睡眠障害(寝つきが悪い、中途覚醒)
・摂食障害(拒食症、過食症)
・昼夜逆転(生活リズムの障害)
・自傷行為(リストカット、過量服薬、自殺念慮)
・発達障害・自閉症スペクトラム障害
・注意欠陥多動性障害
・ADHD
経歴
高校時代に1年間のAFSアメリカ交換留学。
筑波大学医学専門学群卒業⇒筑波大学大学院博士課程修了(医学博士)。
British Council奨学生として3年間のロンドン留学。
ロンドン大学とTavistock Clinicで家族療法を学ぶ。
東京学芸大学に19年奉職した後、2011年に早期退職し、東京都港区広尾に自由診療の精神科クリニック「田村研究室」を開業した。
役職
日本家族療法学会副会長・国際交流委員長・学会認定スーパーヴァイザー アジア家族療法学会(Asian Academy of Family Therapy)
国際交流委員長 アメリカ家族療法アカデミー(American Family Therapy Academy)会員
国際家族療法学会 (International Family Therapy Association)評議員
東京いのちの電話顧問
主な著書
「ひきこもり脱出支援マニュアル:家族で取り組める実例と解説」PHP研究所2014.
「家族療法テキストブック」日本家族研究・家族療法学会編、金剛出版、2013.
「児童虐待 父・母・子へのケアマニュアル ~東京方式」 弘文堂 2009(共著).
「家族で往復書簡のすすめ 新しい父親像を発見するために」 彩流社 2007 .
「癒しのメーリングリスト 不器用なボクらの『生き直しの物語』 」 講談社 2005.
「インターネット・セラピーへの招待 心理療法の新しい世界」 新曜社 2003.
「子どもの精神障害」河合 洋編 日本評論社 2002(共著)
「セラピストの物語/物語のセラピスト」小森 康永編 日本評論社 2003(共著).